組織・メンバー

E01 人工の顔身体/表現の機能構造を設計する

MEMBERS

研究代表者
石原 尚(大阪大学・准教授)
研究分担者
浅田 稔(大阪大学・特任教授 / 大阪国際工科専門職大学・副学長)
河合 祐司(大阪大学・准教授)
研究協力者
Erhan Oztop(大阪大学・特任教授)
勝野 宏史(同志社大学・教授)

領域目標である未来の顔身体のデザインに向けて、リアルとイマジナリを繋ぐ実体としてのロボット設計を提案・構築・実証する。具体的には、設計論に基づくロボット工学の構成論的アプローチを導入することで、ヒトと人工物の未来の顔身体の具体例をアンドロイドとして提案する。

迫真的な負情動表現が可能な人工顔身体の設計法を提案し、人の共感反応を引き出せることを実証し、未来の人工顔身体の在り方を見出す。研究期間前半は、感覚信号に基づき不安定化する内部ダイナミクスを有するアンドロイドを開発する。痛みを表現する運動パタンを搭載し、人とのインタラクションに応じて表現が変容する仕組みを実現する。後半では、痛みが軽減される行動の強化学習及びその発達の仕組みも導入する。人とのインタラクション実験を実施し、システムの振る舞いと人の印象とインタラクションの変容を検証し、人工物の顔身体学を構築することで、未来の顔と身体のデザインの提案に繋げる。