組織・メンバー

C01 死する身体/不在の身体

MEMBERS

研究代表者
河合 文(東京外国語大学・准教授)
研究分担者
西井 凉子(東京外国語大学・名誉教授)
田中 みわ子(東日本国際大学・教授)
丹羽 朋子(国際ファッション専門職大学・講師)
中村 恭子(大阪大学・准教授)

生と死における身体の扱い方の地域的多様性の解明を目標とする。
死をリアルな現実として受容する狩猟採取民の日常から、テクノロジーやアートを用いた近代社会におけるイマジナリな世界における死や身体までを対象とする。
移動を常態とする狩猟採集民の弔い、現代日本におけるバイオ化された半生命としての身体をもちいた芸術実践、日本画にみられる仮想と現実の身体に関する表現などを通じて、実践と実証の橋渡しを行う。
記憶や障害アートにおける身体観にも着目し、身体に拘束されつつもそれを超えようとする実践を検討し、生と死の境界における顔身体を解明する。

研究期間前半は、リアルな身体の不在が焦点化される実践や、テクノロジーやアートによるイマジナリな身体や死に関する芸術の中の情動の役割を検討する。
後半では、実践班が行う各地域での実践プログラムを共催し、仮想と現実の往還の実態を検討し、未来の顔身体デザインにつなげる。